しお彩にとってランタンフェスティバルは特別な想いがあるのです・・・
◆◆◆父ちゃんの底力◆◆◆
2007年の年末。母ちゃんは築町にあるするめ屋さんで勉強を兼ねたパートをさせていただきました。
するめと昆布は お正月飾りだったり、結納だったり、煎じ薬だったり・・・切っても切れない関係。その勉強も含め『田中するめ』さんでたくさん学びました。その頃父ちゃんは何やら考えていて、ある日こんな事を言います。
『ランタンフェスティバル期間、田中さんの前で綿菓子ば売ってみようや』
『・・・・?』
父ちゃんが言うには、「綿菓子は営業許可がいらない」「ランタンフェスティバル期間 綿菓子を売ってる所は少ない」
「材料費もさほどかからない」 と言うもの。
母ちゃんは反対ではないけど、『機械はどうすると?』
『・・・・💦💦』
仕入れ代や生活費に追われてるのに、機械を買うお金があるのか、ペイできるのか??
しかし、父ちゃんはこの構想を何ヶ月も練っていたそうで・・・。
ならばと、思い切りって中古の綿菓子機械を購入。お値段7万円💦💦 いろんな不安もある中で、2008年のランタンフェスティバル、築町でひっそり土日祝日限定綿菓子&昆布の販売を始めました。
綿菓子は1袋100円
キャラクター袋に入れず、割りばしも付けなければ、味つきもない超シンプル。
100円で儲かる・・・?とも思ったんだけど・・・・。
今でも忘れません。
なんと❗子ども行列ができて、材料足りず何度も買いに走って、初年度で機械代を楽々ペイして、父ちゃん綿菓子職人になりなよ〜〜と思った程でした。
1番多い日で350袋超えを父ちゃん一人で作った、まさに父ちゃんの底力💪
まだ、SNSもやってなかった頃の話。
でも。やはり街が変わって、お客様の流れが変わって・・・。
8年続けた綿菓子屋さんを辞める決断をします。
その時の気持ち⇒
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=960285090685876&substory_index=0&id=756151114432609
時間、街、人・・・。流れを見ながら商売はやらないといけないんだな・・・。
つづく。